結核・感染症発生動向調査情報について

これは、県庁保健福祉部が令和元年5月16日に県政記者クラブに対し発表した提供資料の内容です。


栃木県において報告が多かった主な疾病(定点把握週報疾病)


     
  1. 感染性胃腸炎は、、前月に比べ報告数が1.20倍とやや高い水準で推移しています。
    前年同期に比べると、報告数で0.72倍とかなり低い水準で推移しています。
    全国的には、過去5年間の同時期と比較して、ほぼ同様の水準で推移しています。
  2. インフルエンザは、前月に比べ報告数が0.59倍とかなり低い水準で推移しています。
    前年同期に比べると、報告数で1.38倍とかなり高い水準で推移しています。
    全国的には、過去5年間の同時期と比較して、ほぼ同様の水準で推移しています。

疾病の予防解説

梅毒と後天性免疫不全症候群(エイズ)について解説します。 いずれも感染症法に基づく5類感染症全数把握疾病です。なお、県内の5カ所の広域健康福祉センター及び宇都宮市保健所では、梅毒の検査やHIV/AIDSの検査を匿名・無料で受けることができます。予約が必要な場合がありますので、事前に検査実施日時を確認し検査を受けるようにしましょう。


疾病名 原因と潜伏期間 症状 予防対策
梅毒 梅毒トレポネーマ
3〜6週間
感染経路は、感染者との性行為です。まれに血液感染や、感染した妊婦の胎盤を通じて胎児に感染する母子感染もあります。3〜6週間程度の潜伏期を経て、経時的に様々な症状が現れます。その間、症状が一時的に軽快する場合があり、治療が遅れる原因となっています。第T期梅毒では感染した部分にしこりや痛みのない潰瘍などの症状が現れます。第U期梅毒では、梅毒特有の皮疹や発熱、倦怠感など全身に症状が現れ、晩期梅毒では、ゴム腫、心血管症状や神経症状などが起こります。 梅毒の治療は、ペニシリンの内服が基本となります。早期に治療を始めることが重要です。 他の性感染症に感染すると、梅毒に感染しやすくなりますので、性感染症の治療は最後までしっかり行う必要があります。 梅毒の予防は、感染者との性行為を避けることが基本です。コンドームの使用は、予防効果が示唆されていますが、完全に予防できるわけではありません。特に不特定多数との性行為は避け、気になる症状がある場合には、パートナーとともに検査を受けることをお勧めします。
後天性免疫不全症候群(エイズ) ヒト免疫不全ウイルス(human immunodeficiency virus;HIV)
2〜3週間(感染初期)
HIV感染の自然経過は感染初期(急性期)、無症候期、エイズ発症期の3期に分けられます。感染初期(急性期)は発熱、咽頭痛、筋肉痛、皮疹、リンパ節腫脹、頭痛などがあり、その後、数年〜10年間ほどの無症候期があります。感染後、抗HIV療法が行われないと日和見感染症や悪性腫瘍を発症するエイズ発症期となります。 日本では感染経路のほとんどは性行為で、まれに、母子感染や血液感染があります。 HIVは主に3つの感染経路(性行為・母子感染・血液感染)で感染します。この病気を予防するためには、まずきちんとした知識や理解を持つことが大切です。 HIVの予防は、感染者との性行為を避けることが基本です。コンドームは、正しく使用しましょう。特に不特定多数との性行為は避け、気になる症状がある場合には、パートナーとともに検査を受けることをお勧めします。また、かみそりや歯ブラシなど、血液が付着しやすいものの共有は避けましょう。
            参考)国立感染症研究所 ホームページ
                    厚生労働省 ホームページ
                エイズ予防情報ネット(API-Net)

感染症流行の警報・注意報

平成31年4月(14週から17週:4月1日から4月28日)に県内で発生した警報および注意報は次のとおりです。


感染症流行の警報・注意報状況
第14週
(4/1〜4/7)
第15週
(4/8〜4/14)
第16週
(4/15〜4/21)
第17週
(4/22〜4/28)
水痘 【注意報】
県北

関連データ

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