結核・感染症発生動向調査情報について

これは、県庁保健福祉部が平成30年4月12日に県政記者クラブに対し発表した提供資料の内容です。


栃木県において報告が多かった主な疾病(定点把握週報疾病)

  1. インフルエンザは、前月に比べ報告数が0.28倍と大幅に低い水準で推移しています
    前年同期と比べると、報告数で0.56倍とかなり低い水準で推移しています。
    全国的には、過去5年間の同時期と比較してほぼ同様の水準で推移しています。
  2. 感染性胃腸炎は、前月に比べ報告数が1.17倍とやや高い水準で推移しています。
    前年同期と比べると、報告数で0.75倍とやや低い水準で推移しています。
    全国的には、過去5年間の同時期と比較して、やや低い水準で推移しています。

疾病の予防解説


主な蚊媒介感染症であるジカウイルス感染症、デング熱及びチクングニア熱について解説します。

感染症法に基づく4類感染症全数把握疾患です。いずれも、発熱と全身の発疹を特徴とし、ヤブ蚊によって媒介される感染症です。海外で感染した人が、国内で蚊に刺された場合、この蚊を介して感染が拡がる可能性があります。これらの疾患が流行している地域に旅行等する場合にも十分注意しましょう。

また、住まいの周囲の水たまり(植木鉢の皿や雨ざらしの用具、屋外に放置されたビン・缶・ペットボトルなど)や下草を除去し、蚊の発生源を減らすことも重要です。

●ジカウイルス感染症の流行地域は、下記の厚生労働省ホームページから確認できます。

http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000113142.html


疾病名 原因と潜伏期間 症状 予防対策
ジカウイルス感染症 ジカウイルス
3〜12日間
発熱(多くは38.5度以下)、発疹、関節痛、結膜充血等が半数以上に見られ、筋肉痛・頭痛、後眼窩痛、めまい、食欲不振等を伴う場合もあります。多くは重症化することなく回復します。また、感染した母体から胎児への垂直感染により、小頭症等の先天性障害を来す可能性があるとされています。 ・肌が露出しないようにしましょう。
・昆虫忌避剤等を利用しましょう。
・妊婦あるいは妊娠の可能性のある場合は流行地への渡航を避けましょう。
・性行為でも感染するため、流行地から帰国した場合、最低6か月間は性行為の際に適切にコンドームを使用するか性行為を控えましょう。
・流行地から帰国した妊娠を計画しているカップル又は女性は、最低6か月間は妊娠の計画を延期しましょう。
デング熱 デングウイルス
3〜7日間
突然の高熱で発症します。頭痛、眼窩痛、筋肉痛、関節痛を伴うことが多く、食欲不振、腹痛、便秘を伴うことがあります。発症後3〜4日後から発疹が出始めます。一部の患者において重篤な症状となる場合もあります。 ・肌が露出しないようしましょう。
・昆虫忌避剤等を利用しましょう。
チクングニア熱 チクングニアウイルス
2〜12日間
発熱、関節痛、発疹が多くにみられ、全身倦怠・頭痛・筋肉痛・リンパ節腫脹、出血傾向(鼻出血や歯肉出血)、 結膜炎や悪心・嘔吐を伴うことがあります。重症例では神経症状(脳症)や劇症肝炎が報告されています。 ・肌が露出しないようにしましょう。
・昆虫忌避剤等を利用しましょう。
参考)国立感染症研究所 ホームページ
     厚生労働省 ホームページ

感染症流行の警報・注意報

平成30年3月(10週から13週:3月5日から4月1日)に県内で発生した警報および注意報は次のとおりです。


感染症流行の警報・注意報状況
第10週
(3/5〜3/11)
第11週
(3/12〜3/18)
第12週
(3/19〜3/25)
第13週
(3/26〜4/1)
インフルエンザ 【警報】
県全体
宇都宮市、県西
県東、県南
県北、安足
【警報】
県北



関連データ

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