結核・感染症発生動向調査情報について

これは、県庁保健福祉部が平成28年10月13日に県政記者クラブに対し発表した提供資料の内容です。


9月の報告数は、8月と比較してほぼ同様の水準で推移しています。

  1. RSウイルス感染症は、前月に比べ報告数が7.83倍と大幅に高い水準で推移しています。
    前年同期に比べると、報告数で7.99倍と大幅に高い水準で推移しています。
    全国的には、過去5年間の同時期と比較して、ほぼ同様の水準で推移しています。
  2. 感染性胃腸炎は、前月に比べ報告数が1.11倍とやや高い水準で推移しています。
    前年同期と比べると、報告数で0.77倍とやや低い水準で推移しています。
    全国的には、過去5年間の同時期と比較して、やや高い水準で推移しています。
  3. ヘルパンギーナは、前月に比べ報告数が0.41倍と大幅に低い水準で推移しています。
    前年同期と比べると、報告数で5.00倍と大幅に高い水準で推移しています。
    全国的には、過去5年間の同時期と比較して、ほぼ同様の水準で推移しています。

RSウイルス感染症は、感染症法に基づく5類感染症定点把握疾患です。RSウイルス感染症は、例年、11〜1月に患者数が増加する傾向があります。今年は例年より早い第35週(8/29〜9/4)から報告数の増加が見られ、9月の報告数は過去10年間で最多となりましたので、今後の発生動向に注意するとともに感染予防を心がけましょう。

疾病名 RSウイルス感染症
疾病の特徴や症状   RSウイルスによって引き起こされる急性の呼吸器感染症です。
  咳やくしゃみなどのしぶきに含まれるウイルスを吸い込むことによる飛まつ感染や、ウイルスがついている手指や物品を触ったり、なめたりすることによる接触感染で感染します。潜伏期は2?8日とされ、発熱、鼻汁などの上気道炎症状が数日続き、場合によっては、細気管支炎、肺炎などの下気道炎症状へと進展していきます。
  生後1歳までに半数以上が、2歳までにほぼ100%の児が1度は感染するとされていますが、年齢を問わず再感染します。年長児や成人の再感染では通常感冒様症状のみですが、初感染乳幼児の約3割では咳が悪化し、喘鳴、呼吸困難症状などが出現します。特に乳児期早期に初感染した場合は、細気管支炎、肺炎を引き起こすことがあり、低出生体重児等で重症化のリスクが高まります。重篤な合併症として、突然死に繋がる無呼吸発作、急性脳症等があります。また、高齢者でもしばしば重症の下気道炎を起こすことが知られています。
  治療は、特効薬がありませんので、主に症状に応じた対症療法になります。
疾病の予防対策など ・予防接種のワクチンはありません。
・接触感染対策として、子どもたちが日常的に触れるおもちゃ、手すりなどはこまめにアルコールや塩素系の消毒剤等で消毒し、流水・石けんによる手洗い又はアルコール製剤による手指衛生を励行します。
・症状が出てきたら咳エチケットやマスクを着用し、早めに医療機関で診察を受けましょう。

感染症流行の警報・注意報

平成28年9月(36週から39週:9月5日から10月2日)に県内で発生した警報および注意報は次のとおりです。

第36週
(9/5〜9/11)
第37週
(9/12〜9/18)
第38週
(9/19〜9/25)
第39週
(9/26〜10/2)
ヘルパンギーナ 警報
県北
警報
県北
警報
県北


関連データ

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