結核・感染症発生動向調査情報について

これは、県庁保健福祉部が平成28年9月15日に県政記者クラブに対し発表した提供資料の内容です。


8月の報告数は、7月と比較してやや低い水準で推移しています。

  1. ヘルパンギーナは、前月に比べ報告数が0.79倍とやや低い水準で推移しています。
    前年同期に比べると、報告数で5.82倍と大幅に高い水準で推移しています。
    全国的には、過去5年間の同時期と比較して、ほぼ同様の水準で推移しています。
  2. 手足口病は、前月に比べ報告数が0.88倍とやや低い水準で推移しています。
    前年同期と比べると、報告数で0.14倍と大幅に低い水準で推移しています。
    全国的には、過去5年間の同時期と比較して、やや低い水準で推移しています。
  3. 感染性胃腸炎は、前月に比べ報告数が0.69倍とかなり低い水準で推移しています。
    前年同期と比べると、報告数で0.85倍とやや低い水準で推移しています。
    全国的には、過去5年間の同時期と比較して、やや高い水準で推移しています。

結核は、過去の病気ではなく、現在でも治療が遅れれば重症化し、時に命を落とすことがある病気です。2週間以上咳が続くときは早めに医療機関を受診しましょう。9月24日〜30日は結核予防週間です。結核に対する理解を深め、予防及び早期発見に努めましょう。

疾病名 結核
疾病の特徴や症状   結核は、「結核菌」という細菌が、肺の中に入ることによって起こる病気です。結核を発病し重症化した人が咳やくしゃみをしたとき、飛び散る飛沫(しぶき)と一緒にこの菌が空気中に放出され、その菌を吸いこむことによって感染します。結核菌を吸い込んで、体の免疫機能が体内に結核菌を閉じこめて活動させない状態を「感染」といい、免疫力・抵抗力が低下すると、結核菌が活動を始め、せきやたん、胸痛、呼吸困難などの症状が現れることがありますが、これを「発病」といいます。
  発病した患者の約80%は肺結核ですが、結核菌が血流によって全身に運ばれ、骨関節や腎臓などの臓器に病変を引き起こすことがあります。特に乳幼児では粟粒結核や結核性髄膜炎など重篤な結核になりやすいのが特徴です。
  激しいせきが長時間続いている患者がたんで多くの菌を排出している場合や免疫のない人と数多く接触している場合ほど、周囲への感染の危険性が高まります。
疾病の予防対策など ・BCG 接種:発病しないように免疫をつけるもので、生後1 歳に至るまでの間が定期予防接種の接種期間となっており、乳幼児の粟粒結核や結核性髄膜炎など重篤な結核に対して最も発病予防効果が期待できます。BCG接種で身についた免疫力は、10〜15年の効果があると言われています。
・結核は誰でもかかる可能性がありますので、定期的に健康診断を受けましょう。結核の初期症状は、風邪とよく似ています。せきやたんが2 週間以上続いたら、結核を疑って早めに医療機関を受診してください。早期発見することで、周りの人にうつす恐れも低くなります。
・治療は、6〜9ヶ月の間、複数の抗結核薬を組み合わせて服用します。症状がなくなっても、自己判断で服薬をやめると、薬に抵抗性を持った菌(耐性菌)が出現して治療が難しくなります。耐性菌の出現を防ぐためにも、医師の指示に従い服薬を継続することが大切です。

感染症流行の警報・注意報

平成28年8月(31週から35週:8月1日から9月4日)に県内で発生した警報および注意報は次のとおりです。

第31週
(8/1〜8/7)
第32週
(8/8〜8/14)
第33週
(8/15〜8/21)
第34週
(8/22〜8/28)
第35週
(8/29〜9/4)
伝染性紅斑 警報
県北
警報
県北
警報
県北
警報
県北
警報
県北
ヘルパンギーナ 警報
栃木県全域
宇都宮市 県西
県北 安足
警報
栃木県全域
宇都宮市 県西
県北 安足
警報
栃木県全域
宇都宮市 県北
安足
警報
栃木県全域
県北
警報
栃木県全域
県北
流行性角結膜炎 警報
県東


関連データ

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